はじめに/ご挨拶

生きていると、多くの喪失を経験します。
病気や事故、災害などで最愛の人を亡くしたり、自分自身の人生に行き詰まったり、そこまでいかなくとも、ちょっとした人間関係のすれ違いから、気分が落ち込むこともあります。「なぜ、私が？」「こんなはずではなかった…」と言う受け入れがたい現実を前にすると、心は不安定になり、違和感、孤独感、喪失感などに襲われます。
そんな時静かに悩みを話せる打ち明ける場所が必要です。
人生はいろいろな場面に遭遇します。心も体もいつも元気ではない。弱っている時もある。その時どこかでほっと一息つくところも必要です。弱音をはける場所があれば良いなと思っています。

人生の様々な悩みにぶつかっている方にそうした経験を急に乗り越える事は難しくても、一緒に歩む中で少しずつ‘のみ込める‘ようにそして、人としての成長、価値ある人生を送っていただきたいと願っています。もちろん守秘義務を通して安全の確保の配慮を致します。
そこで緩和ケア認定看護師を経て上智大学認定臨床傾聴士・臨床心理士・緩和ケア認定看護師と、それぞれ経験を積んできた3名の仲間とともに、一緒に考え寄り添う居場所を作りました。
心の整理をしながら、気づきや起こったことの意味付けを通して、一緒に歩むことで、生きづらさを少しでも軽減できるように、スピリチュアルケア・グリーフケア・カウンセリングを通して支援をしていきます。何でも話せる居場所を提供し、1人でも多くの方が、その人らしく豊かな人生を送っていただきたいと願っています。

担当者・経歴